中学時代、最初に聴いた音楽がサイモン&ガーファンクルという訳ではなかった。


サタデー・ナイト [EPレコード 7inch]

同級生の間では、洋楽ではベイ・シティ・ローラーズ(若しくは国内ではフィンガー5)が人気だった。
自分もこのEP版(シングル・レコード)を洋楽レコードとして購入していた。
それくらいしか知らなかったのだ。

That’s The Way (I Like It)

↑こちらも(学校ではないが)ラジオ等で流行っていてちょっとカッコいいなと思いつつ(結局後で購入するのだが)当時、中学1年としては危険な匂いにビビッていたのを覚えている。

また自分の兄はカーペンターズのレコードを買い漁っていたし、ちょっとしったかぶりの連中はビートルズやELOなんかを聴いていたりしたんだと思う。

で、その辺りの同年代の連中が聴いている音楽に対しては、既に自分が共感しない人間が好んで聴いているという時点で嫌悪感が起こるという、食わず嫌い、嗜好品としての思考が発生してしまっていたのである。

そこで自分は群馬の田舎から非常に入りの悪いAMラジオでFEN(米軍放送、現在のAFN)でAmerican Top 40(アメリカン・トップ・フォーティー)を聴き、さらに入りの悪いラジオ関東(現RFラジオ日本)で一周遅れの日本版をカスカスの電波で音がすさまじく悪い中、必死に聴いて、「自分だけの音楽探し」を始めていた。

そんな中、自分で買ったのはこれが最初だったと思う。

オペラ座の夜


【チラシ付き、映画パンフレット】ボヘミアン・ラプソディ BOHEMIAN RHAPSODY

最近では映画化されてるみたいで・・・すごいですね。

その他、流行っている音楽として、先ず耳より先に活字情報から音楽を買い漁るようなこともやっていた。

例えば、このあたり。


愛ある限り


サンライズ(期間生産限定盤)


愛の回想録

実際にはお小遣いの限りもあるし、中学生にとって当時のアルバム購入はそれなりにハードルは高かったので、このあたりはシングル・レコードを購入していた。

当初は節操なく色々な音楽を聴き漁っていた。基本的には今でも対して変わらないが、私には3歳違いの兄がいて、アメリカントップ40等は兄と共有してランキングをノートにつけていた。その中で兄と嗜好が被らないよう、あえて努力していたり。

で、こんなのも。

ただ、このページのタイトルにもあるように、「不登校時代の~」という書き方になると、流行歌では終わらない一つのジャンル、あるいは流れを持って音楽に接していた部分があることについて、語るべきなんだと思う。

そこが最初に出てきたサイモン&ガーファンクルであり、この後出てくる、ボブ・ディラン周辺である。


You’re No Good (First Mckenzie Tape; November 23, 1961 [Thanksgiving] And Possibly December 4, 1961)