前回の日記が間延びした上、理屈っぽくなったのは、とても単純な一つの理由からである。
この話はリアルな出来事にインスパイアされたとはいえ、真実ではない。
ようするにフィクションな訳です。
登場する人物、団体は私の存在からして架空のものという前提で成り立っている。
そして、前回、太郎の同級生のアホアホ軍団数人が登場してきた。
ようするに・・・
アホアホ構成員の名前が思いつかなかったのである。(汗)
結局しっくりくる仮名が思いつかない。
アホアホ軍団を、アホアホレンジャーということにする。
アホレッド
アホグリーン
アホイエロー
アホブラック
等。
(他のメンバーは省略します・・・長くなるし)
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すみません。(^_^;)前にも書いたけどネーミングのセンスが・・・
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アホブラック。
右手が小さいという特徴はあるが、普通の子供となんら変りなく器械体操もするし、ゲームのコントローラー操作も上手い。
しかし社会においてのハンデは両手が健常な人間には計り知れないものがあろう。
そのことを両親共に認識しており、他の子供たち以上に自由時間は少なく、勉強することがとても多く、忙しい子供でもある。
反面、幼い面も残るのだが。
変りなく普通でいることはとても大変だ。
だからといって、子供の大変な思いをしなければもっと大変な未来が待っている。
歴史に詳しく、戦争マニアである太郎とは気が合っているようだ。
アホグリーン。
クラス換えで今年度から太郎とよく遊んでいるようだ。
また、どうやら太郎はアホグリーンにお金を上げたようである。
体は大きく、どちらかといえば体育会系のよう。
外見上は極めて普通で、ハキハキとして良い印象。
色は黒く、目はぱっちり。
お母さんはインドネシア人だからか。
保護者会などでは会ったことがないので日本語喋れるのかもよくわからないというか、噂ではどうやら喋れないらしい。
親同士のコミュニケーションは皆無であり、情報が少ない分、注意が必要といえそうだ。
アホイエロー。
しょうゆ顔というか細面の面構えはモテそうか?
運動神経が良く、その分若干のいじめっ子タイプでもある。
そして甘ったれタイプだ。
お母さんは中国人。
日本語話せないし、旦那さんも姿を表さない。
でも太郎はよくアホイエローのうちで遊んでいるらしい。
その範疇では、悪い人の印象ではないのだが・・・
宝くじ当ったと言いふらしているのがとても怪しい。(汗)
アホレッド。
お母さんは韓国人であるが、日本語は大丈夫だ。
お父さんからはヘラクレス(カブトムシ)の幼虫を貰った。
印象的には他のアホアホ軍団と大差ないが、バランス感覚が優れているようだ。
太郎が最も尊敬している子供でもある。
何故尊敬しているのか?
姿勢がいいからである。
(他にも色々あるけれど・・・省略)
韓国という国において、教育とは日本のそれ以上に、厳しく躾けるのが当たり前なようだ。
アホレッドが韓国式教育のためしっかりしているのか、元の素養が良かったのかは知らないが・・・
ようするに、キーはアホレッドなのだ。
テレビドラマ「女王の教室」におけるこの子のような?
私は玄関の前でうじうじしている太郎の向こうにいるメンバーを確認して、とりあえず、言った。
「おまえたちは太郎と遊びたいのか?」
アホレンジャーたちが言った。
「はい」
「太郎、おまえは何で遊べなくなったのか言ったのか?」
「・・・」
「おまえたちは何で太郎が遊べないのか知ってるのか?」
「いや?・・・」
「本人に訊いてみな」
しかし現実的には、小学校5年の男の子なんて他愛もない代わりに頼りにもならない。
これではヒントが少なすぎる。
「太郎は、お母さんの財布からお金を盗んだんだ。おまえたちはお金を盗んだことがあるのか?」
アホレッドが言った。
「オレは盗みました」
「そうか、それで、怒られたのか」
「すっげー怒られました」
「ようするに、今の太郎はそういう状況だ。おまえたち、そんな罪を犯した太郎と遊びたくないんじゃないのか?」
「いえ、気持ちは判るし、もう3年一緒に遊んでるし、遊びたいです」
「じゃあ、どうすれば遊べるようになるんだ?」
「いえ・・・わかりません」
「しばらく時間をやるから考えてみな」
ということで私は子供たちを玄関前に残しPCの前に座った。
PCというものはなんとなく仕事をしているように見える便利なものだ。(汗)
子供たちの長いミーティングが終わり、私の前にアホレッドがやってきた。
「決まりました」
「あ?そう」
アホアホレンジャー達は、私の前で横一列に並び、学校で飼いならされた?かのようにせ?ので一斉に言った。
「太郎君と遊ばせてください!」
私は言った。
「アホ!」
アホアホレンジャーは言った。
「え?」
「なんで皆で一斉にお願いすれば罪を許さなくてはいけないんだ?」
アホアホレンジャーは言葉を失った。
「あ・・・」
「世の中そんなに甘くないぞ。出直してこい」
アホアホレンジャーはうろたえた。
おい、どうする?どうする?
私は言った。
「っていうか、オレは今仕事してるから、話はキッチリ短めにしてくれ。ここでどうこう言ってないで、子供部屋で話し合ってこい。そして、答えが出たらまた戻ってこい」
「わかりました・・・」
アホアホレンジャー達はうな垂れて子供部屋に入っていった。
私はこっそり子供部屋から漏れる声を聞いていた。
アホレッドが言った。
「作戦会議だ!」
こいつら、既に子供部屋で遊んでいることには気づいていない。
それゆえアホアホで通用する訳だが。(笑)
しばらくして、アホアホレンジャーは戻ってきた。
またしても横並びで、一斉に。
「太郎君を許してやってください!」
私は言った。
「なんで?」
アホアホレンジャーは言った。
「あ・・・」
「アホ。出直してこい」
アホアホ軍団は再び子供部屋に戻り、ミーティングだ。
アホレッドは言った。
「くっそ?絶対に許されてやる!」
太郎が言った。
「皆でごめんなさいって言ったらいいんじゃん?とかいって」
太郎はこういう奴である。(汗)
ある意味、この懲りない性格が救いなのかもしれないが・・・
しばらくして、アホアホレンジャーはまた戻ってきた。
さて、次は何というつもりなのか?
実際、どうすれば許されるのであろうか?
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またしても続きます・・・
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