今日、義母が来ている。
しょちゅう来ている訳だから、別に大事件という訳ではないが、ちょっと問題が。
義母は皮膚科にかかりにくるのだが、一人では行けないので、妻が運転手でついていく。
今日、義母の診療予約時間と、私の歯医者の予約時間が、両方とも午後3時だった。
つまり、子供が帰ってくる時間との兼ね合いが、微妙なのだった。
鮎子と太郎、今日は5時間だ。
3時前には帰ってくる。
何もなければ・・・
妻と義母は、一足先に出かけて行った。
たぶん、2年生の鮎子の先生は授業終わった後の話が長いので、4年生の太郎が先に帰ってくるのがいつものこと。
大体、3時10分前くらいか?
だが、こういうときに限って3時を過ぎても帰ってこない。
鍵もたせてないし・・・
どうしよう・・・・
鍵かけて、登校路でしばらく待っていたが、帰ってこない。
ダメだ!
家のカギあけて、歯医者に行った。
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いや、ま、しかたないかと思って・・・
歯医者もそれほど時間がかかるかわからないが、とりあえず今日は、先週神経をぬいたところの治療だ。
無茶苦茶痛かった!!
泣いた・・・
ま、いいんですが?。
キュイ?ングリグリってやつもそうだけど、助手の突っ込むバキュームグウォ?!ってやつ、あれはなんとかならんのか!
グリグリしやがって?。
いて?・・・
という治療に要する時間は約1時間だった。
外から家に電話を入れた。
「もしもし?」
太郎が出た。
「ナニィ!」
「・・・あのな、おまえ」
「え、いや、なあにっていったんだよ」
と、慌てて言い直す太郎。
ま、なんのことはない、電話の受け答えのレシピなのだが、太郎は想定外の受け答えが帰ってくると、つい、「ナニィ!」と言ってしまうのだ。
実はこの間もこの電話の受け答えの件で注意した。
それはケンカ売ってるみたいだから、せめて、「なあに?」に直せと言ってあった。
それを怒られると思ったのだろう。
「まあいいや、何時ごろ帰ってきた?」
「え、3時30分くらい」
「鮎もいるの?」
「うん」
「何もなかったか?」
「うん」
「じゃあ、これから帰るから」
レンタルビデオ半額キャンペーンなので借りようかと思って店の中まで入ったが、歯が疼いて物色する気分になれず、素直に帰る。
帰ってくると、迎えに出てくる鮎、と、そのままテレビから目をそらさない太郎。
一応、テレビから目をそらさず、お帰りなさいという太郎に、携帯を渡して、「電話の練習だ」と言った。
「もしもし」
「はい」
「わかったか?ナニィ!は絶対言っては駄目だぞ。自分ではよく聞こえなかったから何ていったのとか、何の用なの?とか、そういうつもりで言ったとしても、電話ってのは顔も見えないし、どういうふうに感じるかってのは、喋り方だけなんだからな。気をつけなさい。先ず電話に出て、誰だかわからなければ、失礼ですけど、どちらさまでしょうか?だ。ま、これは長くておぼえられないか?じゃあ、知ってる人だと思った時は、一応名前を聞く事。で、当ってるかどうかを確認してな」
といってる間、太郎は私が貸した携帯のアンテナを延ばしたり縮めたり。
ま、一見すれば話がくどくてもう飽きたって感じでしょうか。
話が一区切りついたと思ったのか、携帯をテーブルの上に置こうとしたので、
「はい、じゃあ携帯は返して」というと
テレビのほうを向いたまま、携帯だけを私の方に差し出した。
私は太郎の後頭部を、愛を込めて(一応、そのような気持ちのつもりで)ぶん殴る。
「やり直せ」
ちょっと固まった太郎はテーブルを見ながら、ケータイを差し出す。
再度ぶん殴る私。
「何回も言ってるけど、人に物を渡すときは、目を見る事。とても大事なことなんだ。相手が敵だったらお前の手は切られてるかもしれないし、知ってる人だったとしても、すごくバカにしているように見えるって、何回もいったよな?もう一回、やりなおせ」
すでにビビって、目がうつろな太郎。
またしても、やりすぎた!!
後悔既に遅し!
うつろになると、効果がないのだ!
その前段階で納得させる事が大事なのだ?!!
大失敗・・・・
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なんでやねん・・・(^_^;)
子育ての塩加減は、難しい・・・
義母は・・・
ま、いっか!
まだ帰ってきてないし、帰ってきてから考えよう!