地下街のスナックコーナー。
私はカレースタンドで、一際大きい写真に描かれている「大盛りカレー」を注文した。
店のオッサンは、「大盛り、あいよ」といって、直に皿を私の目の前に置いた。
私はスプーンを突っ込み、一口食べようとして、気がついた。
ご飯の隙間から下の皿が見える。
「おい!これのどこが大盛りなんだ!!」
と、店のオッサンに怒鳴るべきか・・・
ここで目が覚めた。
みなさん、おはようございます。
さて、ゴルゴの依頼人、ちゃーちゃん(義母)登場である。
何度か登場しているが、たぶん今まで人間的な描きかたがされていなかったと思う。
「人間的な描き方」
つまり、現実的な部分には触れずに、よい所だけが登場していたということか。
それには理由がある。
妻が、ちゃーちゃんにこのブログのアドレスを教えてしまったからなのだ。
見られている可能性があるのに、人間性をありのままに描くほど私は正直な人間ではない。
正直に書くということは、悪口にもなるであろう。
サングラス売り時代、私の上司のF氏は、こういった。
「相手をケチョンケチョンにこき下ろした後、でも、いい奴なんだよ、といっておけば大概の場合OKなんだ」
ちゃーちゃんに関しては、大概の枠から外れている。
人はちゃーちゃんを「典型的なB型」と言う。
思い込み具合が、飛びぬけて恐ろしいのである。
私が日記でちゃーちゃんの悪口を公開したりしようものなら、間違いなく処刑されてしまうであろう。
私がゴルゴたる所以は、ちゃーちゃんにあるとも言えるのである。
しかし、この度、ちゃーちゃんは我が家に滞在することとなった。
つまり、私の日記を読むためのパソコンがない。
ついに本音日記が登場するか・・・・
いや、しかし、未だに若干恐れているのである。
これが習性というものであろうか。
万が一にも可能性が残っている場合、危険を犯すべきではない。
ゴルゴ3原則である。
(後の2つはまだ考えてないが)
とりあえず、ソフトタッチで描いてみますか・・・
先ず、なぜ今回、ちゃーちゃんは我が家に居候するのかを話すべきか。
ちゃーちゃん(義母)は、妻の弟(長男)夫婦と2世帯住宅に住んでいる。
弟家族には今年小学校1年になる女の子がいる。
そして、弟の嫁は去年、保険会社のセールスレディを始めた。
つまり、その間子供の面倒はちゃーちゃんが見ていた訳である。
さらに、妻の嫁の友人が、ちゃーちゃんに対して頻繁に子供を預けていくことが多くなってきた。
さらにはその友人の母親が菓子折り持って挨拶に来た段階で、ようやく気付いたのだ。
「こいつら、ちょっとおかしい・・・」と。
そして小学校入学である。
ちゃーちゃんは嫁が仕事を続けるなら学童保育の準備をしていると信じていたのだが、全然していないことが発覚した。
ブチ切れたのである。
「私は子育てババアじゃないんだよ!!」
(とは言ってないようだ)
しかし、嫁は未だにちゃーちゃんが怒っていることに気付いていない、はず・・・
というより、私たち夫婦は何ヶ月もの間ちゃーちゃんの嫁に対する怒り話ばっかり聞かされているのだが、当の本人の前ではいい姑を演じているのである。
「本人に言えばいいじゃないですか・・・」と私は言う。
「言えないのよ」とちゃーちゃん。
(じゃあオレにも言うなよ)
とは言えない私。
「しばらく、家に来ていたらどうですか?仕事も忙しいんで、私たちとしても子供の面倒みてくれたら助かりますが」
うっかり、言ってしまったのである。
というより、言わざるをえない状況であろうか。
ということで、やってきたのである。
ちゃーちゃんは、来た早々に言った。
「やっぱり穂高さんのいうとおりだったよ」
「え?」
「(嫁)ちゃんのお母さんが、ちゃーちゃんがいない間行かなくちゃならないんだけど歌のレッスンがあるからっていうのよ。だから私はず?っといないって言ったのよ。結局私が面倒見ている間自分達は遊んでて、それを全然悪いとも思ってないってことでしょ?穂高さんのいうとおりだったよ」
私はそんなこと言ったのであろうか・・・(^_^;)
酒飲んだらいうかもしれないが。
しかし、なんとなく、ちゃーちゃんというお代官様の片棒を担ぐ悪徳商人になった気分である。
若しくは、青春ドラマに登場する、教頭先生にいつもくっついている先生?
「へっへっへ。あいつら、と?んでもない野郎どもですぜ!」
なんてキャラは、嫌なのだ。
いずれにしても、石を投げたのは私か?
これから先、波紋がどのように広がっていくのか、謎である。
ちょっと、怖いのである・・・
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