新聞のテレビ欄を見ていて、ふと、「うちはステップファミリー」というタイトルに気がついた。
TBSの昼ドラ「愛の劇場」である。
ちょうどこれから始まるところだ。
私はテレビのスイッチを入れた。
キムチ鍋を運んできた妻が言った。
「まさか見るつもりなの?」
「うん?いや・・・ちょっと。」
別に堂々と見てもいいような気もするが、何故か弱気になる私。
妻が言った。
「日記のネタにするつもりなの?」
「ん?ああ、そうだね。日記のネタにしようかと思って」
「ステップファミリーって何?」
「ああ、つまり、つまづき家族というか・・・」
(これはいいまつがい。番組HPのリンクはこちらです。私はステップファミリーな方々に殴られたい訳ではありません・・・)
「つ、つまり、子連れの再婚家庭というようなことだ。ある意味、うちの環境にも通じるものがあると思って」
「ふ?ん」
とかいいながら、ドラマが進行していった。
こまかいところが知りたい方は、番組HPのリンクを見てください。
森口博子の子供は小遣い500円。
坂上忍の子供は小遣い5,000円。
「そんなこと、一緒に住むことにする前に話しとけって。まあドラマですから・・・」
そんなこと喋らなくてもいいのだが、つい喋ってしまう私。
ちなみに、うちの子供の小遣いは森口博子と同じである。
坂上忍の幼稚園の子に大泣きされた森口博子。家を出ると隣家の主婦が、「どうしたの?なんで泣いてたの?可哀相に?!!」と寄ってくる。まま母のいじめと疑われるシチュエーションか?
「ちょっとワザとらしい演出のような気がする・・・」
やはり、黙って見ていられないのである。
妻が言った。
「じゃあ韓国ドラマはどうなのって言われそう」
「うむ、いや、たしかに・・・ドラマというものは望まれるべくして生まれている訳であるから、多くの視聴者に支持されることが大命題というか・・・」
妻は韓国ドラマにハマっているのである。
小遣いの額を下げると言い出すバカ亭主役の坂上忍。
「やはり、小遣いを下げるということはしてはいけないことだ。過去を帳消しにする訳にはいかないんだ。うちの子たちは小遣いなくてよかった?。しかし、色々買って貰える癖は何とかしなくてはいけないが、ま、おいおいとなんとかしていくとして・・・」
現実的に、うちの家庭環境に近い話題となってきたような気がする。
夫婦のコミュニケーションのステップ(セメント?)となるのかこの番組?
しかし、妻の一言で、私の浮ついた気分も幕を閉じる。
「もし私が死んだら、誰かと結婚しなければならないね」
「・・・・・・・」
TVを消し、私はゴルゴに戻るのであった。
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