既にお気楽モードに入っている穂高です。
シビアな展開を期待した方には申し訳ありません。
好きなカレーも、2日続けては食べませんから。
(昔は毎日食ってたけど)
では、現実逃避作品、昔の話でございます。
本当にあった怖い話?編。
それは、長州力がG1クライマックスで初優勝したころの話。
私は行きつけの、焼肉庄平のカウンターで、ビールを飲んでいた。
焼肉屋だが、焼肉頼んだことはない。
常連になるためには、焼肉を食べてはいけない。
もっと知りたい方は、焼肉庄平常連マニュアル を見てね。
(見てもたぶん常連にはなれませんが・・・)
ま、それはさておき、私は店員のエンキョと昔の話をしていた。
「そういえば、昔、オレが渋谷でメガネ売りをしていた頃の話しだけど・・・」
私はある芸能人がサングラスを見にやってきた話しを始めた。
その芸能人はかつてレコード大賞新人賞を獲得したこともあるお方。
私の店にお見えになったとき、彼はウイスキーの瓶を片手に、もう片手はおねえちゃんの腰に。
ほどよく酔っ払っていらっしゃった。
私にいろいろ質問し、時には凄み、時にはおもいっきり腰を低くして謝り、ちょっと情緒的に不安定な印象を受けた。
私は当時、彼の奥様にもサングラスを売ったことがある。
私は真面目に接客し、「な?いすしょっぷ!」(タ?イムショック、みたいな)と言われて、大喜び。
「外人さんなの?」エンキョが言った。
「うん、そうなんだよね結構いい感じの人だったけどね。今は離婚したんじゃないかな?」
「それにしても、当時から危なかったんだな?。」
「そうかもしれない。」
こんなやりとりを店員エンキョとカウンター越しに繰り広げていたとき、静かに隣で酒を飲んでいた人が話しかけてきた。
ブラザートム、若しくは銀座のカレー屋ナイルの社長がスーツ着込んで黒髪オールバックにしたような男。
「ちょっと、外でコーヒーでも飲みませんか」
「・・・・・・」
私は店員エンキョの顔を見た。
次に、一緒に話しを聞いていた店長ナルさんの顔を見た。
(常連じゃね?よ・・・初めての客だ)
顔にはそう書いてあった。
誰だこのオヤジ。
「その辺の喫茶店で、コーヒーでも飲みませんか」
私はまたエンキョの顔を見た。
(ダメダメ)と書いてある。
ほいほいついて行って、ボコボコにされるのだろうか?
判らない。
とっさの一言で、取り返しのつかない事態になりかねない。
「どうですか?」
「い、いや?私今、ビール飲んでるんですよ?ほら、まだこんなに残ってるでしょ?だからコーヒー飲むのはちょっとというか、ビールのみ終わってからでないとな?。私はビール一本飲むのに1時間以上かかっちゃうんですよね。中々飲めないんですよ?。」
「ここのお代は私が払いますし、コーヒー代も持ちますよ、行きましょう」
私は店長ナルさんの顔を見た。
(絶対ヤバイ)と書いてある。
「いや、お代を払っていただけるのは大変ありがたいことですが、ビール残して帰ることは出来ないんです。物を残してはいけないと親にきつく言われていまして・・・それにまだビール飲みたいのです。もし、話しがあるならここで聞くことは出来ませんか?」
黒髪、オールバックのブラザートム氏の顔に書いてある文字を読み取ることは出来なかった。
トム氏は静かに席を立った。
勘定をすませ、トム氏が店を出てしばらくして、「ウヲ?!!」と低い声の叫び声が外から聞こえた。
焼肉正平に沈黙が流れた・・・・
「誰?」
「いや、初めてだよ」
「もしかして、○スポ?」
「いや?・・・」
「もしかして、○太郎のオヤジ?」
「いや?・・・」
「刑事?」
「オレは武藤敬司」
と、橋本真也に似ているエンキョは言った。
「とにかく、あんなのに係わっちゃダメだよ。行こうとしてただろ?」
「いや、ちょっと、何の話があるのかなと思って・・・」
「絶対にダメだよ、怖いって。」
私の顔には、行ってもいい??と書いてあったようだ。
・・・・顔文字って便利だね。
意味、違いました?(*^。^*)
とにかく、人の話をするときには、言葉を選んで周囲に気配りしたほうがよさそうだという教訓を得た。
(はずだけど、生かされていないような気がする今日この頃)
結局、トム氏は、私のビール代払ってくれなかった。
当たり前か!!
以上、正しい顔文字の使い方講座でした。
ではまた、明日は懲りずにまたマスクを被ります。
いい加減プロレス競馬止めろってコメントつきそうですが。
(・・・当たらないのにコメントしようがないか・・・)