昨日は妻は渋谷で手作り赤ちゃん靴の講習会、私は講習会準備で寝不足。子供達の保護者会があったが、ちゃーちゃん(義母)に行ってもらった。
注文の赤ちゃん靴の製作も滞っているとこだし、それも進行しておかないと納期に間に合わない。
実際には男親が行くのにちょっと抵抗があった。
なんだかんだ言っても私は子供の頃から学校嫌いなのだ。
5年の長女は「親子で工作」という授業があったようで、それにもちゃーちゃんに行ってもらった。
ハンカチ入れを作るということのようだが、「全く不器用だね?。針もって、こっちから、こうだよ!」と後で手振りを交えて説明してくれたが、「ま、そんなもんでしょう、小さい頃から練習積み重ねてないと・・・とにかく、おかあさんが行ってくれて本人も喜んでたでしょう」
長女は小さい頃から義母が面倒見ていたわけで、私のこういった気軽な一言は、痛烈な皮肉として捉えられたりするのだ。
気をつけようとは思うのだが、つい出てしまうのだ・・・
「で、保護者会はどうでした?」
聞いてきたこと?は、
1年生
さんすう ドリル2枚
こくご  おんどく
3年生
算数 わりざん(教科書)
国語 漢字10以上
5年生
国語 漢字10以上
算数 教科書2ページ
これを毎日やるということらしい。
これくらい毎日やっているような気もするが。
「とにかく、毎日勉強しないとこれからの子供はダメなのよ」ということだそうだ。
「昔からそうだと思いますぜ」
なんて思っても、そんなことは口にはしない、ように気をつけた。
学校の勉強が身の足しになるかは疑問だが、受験には役に立たないといえば、そういう気もする。
その前に、「受験させなくてはいけないのか?・・・というくらいのアナタの認識がダメなのよ!」といいたいところなんだろうが、その辺はやはり遠慮があるようである。
まあ、私達家族は比較的言いたいことを言っているほうかもしれないが、それなりの節度は保たないといけない。
「ま、いろいろあった訳ですし、まず健康でやっていけるところから始めようと思っていますから。とりあえず挨拶が出来るようになってから考えましょう」
「そうね」というちゃーちゃん。
九九ヒンズースクワットにしても、ちゃーちゃんや妻は、九九を間違えずにいえることを重要視するわけだが、私とすれば間違ったフォームでスクワットするならやった意味がないとみなす。
ま、堅い事は言わずに、ちゃんと毎日やってればとりあえずOKともいえるんだが。
今日の朝、ちゃーちゃんは実家へ帰った。
老人会でグラウンドゴルフのロッカーのキーを持っているから、どうしても帰らなければならないらしい。
それでなくても無理言って予定より長く泊まってもらった。
「本当に助かりました。ありがとうございました」
この場をかりて感謝の言葉を贈ります。
入院している弟は、だいぶ良くなってきたのか、昨日は目が覚めていた。
話もした。多くのことを憶えていないが、さほどトンチンカンというほどでもなかった。
先生も、「思ったより話のつじつまも合ってますね、もっとひどい状況を想像してましたから」と言った。
「じゃあ、思ったよりいい方向で考えてもいいですか」
「でも、まだ昨日のことも覚えてないですからね、まだ様子をみないと」
とりあえず昨日ダビングしたアマデウスのDVDサントラを置いてきた。
彼女が、「モーツァルトならなんでもいいんですか?」と聞いた。
「いや?・・・わからない」「とりあえず本人も持ってたしね。」
「うん、持ってるよ」と弟。
「モーツァルトなら私持ってますよ、ピアノ協奏曲とか殆ど持ってる、交響曲なんかも何枚かあるし、これほとんどオペラだし・・・これ、レクイエムですか?」
「うう・・・そうなの?たしかに気持ちが明るくはならないような気もするが・・・もしあるんなら、他の持ってきたほうがいいかも。ま、とりあえす今日はこれを聞いてもらおう。」
といって弟の耳元にクリップ式小型スピーカ(1,000円)を置いた。
「これで直るかもしれないし、なおらないかもしれない」
「そういうもんなの?」と弟が言った。
たぶんね、オレに出来るお見舞いはこれくらいだ。他には早く直れとお祈りしてもいいが、元々信仰している宗教がない。こういうときだけ神頼みするのも気が引ける。
それで直るかは判らないが、直るんならしてもいい。
しにかく、ささっと直せ!とは言わないが出来るだけ今までと変わらないところまで回復してもらいたい。
それだけだ。