「自己紹介」は「難しい」と思ったことはありませんか?
このブログのタイトルを「自己紹介のメソッド」としようと思ったのも、私は常日頃より「自己紹介」は非常に難しいと思っているからです。
それは元々、私の活動自体がどうも理解し難いもののようであり、強いては私自身が理解しがたいものであることに行き着くのかもしれません。
しかしその多くの人が理解し難いと思う根底に「暗黙の知」「既定の概念」「ワーキングメモリ」など、言い方は色々ありますが・・・自己紹介によって引き起こされる認知のズレ、コンピュータ的に言えば「仮定による実行エラーで混乱」が起きているということであれば、そのままにしておくのは割と勿体無いことかもしれません。
統計的な仮説検定を大学等で行った人は判るかもしれませんが、リアルワールドにおいて帰無仮説を立てて検証する暇はありません。
私自身、「中途養育者サポートネット」活動において、どれだけ多くの人が現実社会の認知を、かなり曖昧な仮想認知の元に行っていることかを思い知るに至りました。
それはつまり、子どもと大人の関係性に基く、スピード間に溢れる処理のことかもしれません。
(現実にはスピード感がないかもしれませんが、熟考されることなく決断された命令は、やはり過去の成功体験に基いているのでしょうから、結果は同じです)
この辺りはまた後でじっくりと触れていこうと思いますが・・・
おそらく、ここまで読んで「・・・ようするに、このブログを読んでも自己紹介が上手くなる訳じゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
沢山読む前にお断りしておかないと、貴重な時間を無駄にするかもしれませんので、ここははっきり断言しておきます。
このブログを読んでも、自己紹介が上手くなる訳ではありません。
そもそも、「自己紹介が上手い」という概念が間違っている可能性があります。
例えば、3分間スピーチで3分ピッタリに話を終えることは結構大切です。しかし、それが上手いスピーチとは限りません。
なんでこんな回りくどい説明をするかと言えば、仮にこのページの読者が「自己紹介」というキーワードで辿りついたとして、何を求めているのかというと、おそらく・・・
「上手く自己紹介を終わらせる」
方法を、探しているんじゃないかと思うからです。
おそらく・・・何日後かの会合で、さほど親しくない、あるいは面識のない方々と懇親をしなくてはいけない、ついては「参加者一人一人、簡単な自己紹介をしてもらいますのでよろしくお願いします」なんていう案内を貰ったら、もうどうしていいのか判らない。
何かヒントがネットにないかなあ~??なんていうのが、実際のところではないでしょうか。
実は私もそういう目的で書いています。
「その場において不適切な言動なく、つつがなく終えれば、それでいいし、それ以上は望まない」
これが偽らざる所存です。
しかし、ここで考えなくてはいけないのが、「何故、自己紹介という手続きを踏むのか」です。
とりあえず今日はこのへんで。