昨日の晩飯の支度を長女に手伝わせているとき。
長女、唐突に、
「○○と△△がやまねっていった」
「・・・何?」
長女は言いなおした。
「○○さんと、△△さんが、やまねっていった」
「もうちょっとわかりやすくいってごらん」
長女は辛抱強く、もう一度言い直した。
「あのね、○○さんと、△△さんがね、(自分のことを)やまねっていったの」
わかりますでしょうか??
「・・・・それは、おまえがアンガールズの山根みたいだって言われたってことか?」
「そう」
「そうか・・・」
ついに同級生に気付かれたか・・・・
「ようするに、アンガールズみたいだってバカにされたってことだな?」
「そう」
いつかは言われると思っていたよ。
「いいかい、アンガールズってのは、背中がこう、尻がこう、首がこうだろ?」
長女はもう、私の話を聞いていない。
いつもなら、「ってもう聞いてないのかよおい!」と突っ込むところだが。
・・・・ま、いっか!
アンガールズの一件は、背筋を伸ばして口を閉じてなさい、ということにした。
いまさらじゃなく、今までも毎日言ってたことですが。
友達に指摘されることによって、直そうと思うかもしれないし。
トラウマになるかもしれないし。
微妙だ・・・
ここ数日、私は気合が入っていない。
悪い意味ではなく、肩の力が程よく抜けているという感じのような気がする。
子供達が学校に行っている間に、録画しておいたアニマル浜口のテレビスペシャルを見た。
何故か感涙。
昼メロってこんな感じ?
(違うか・・・)
アニマル浜口は、日常的に気合が入っている訳ではない。
カメラが回っていない時は、とても無口な人なんだそうだ。
アニマル浜口は、イジメにあっていた中学生の京子を立ち直らせるため、レスリングの特訓を始めたんだ、たしか。
番組では言ってなかったが、私は自伝も読んでいるし、講演会にも言ったことがある。
浅草のジムにも入会しようかと思ったことがあるが・・・怖いからやめた。
なんだかんだいって、昔からファンなのだ。
私も、長女に何か、熱中出来るものを探してやらなくてはならない。
浜口京子を目指せとは言わないが。
むしろ、顔は吉田 沙保里に似ていると思うのだが・・・関係ないか。
長女は、一見トロいが、素早い側面もある。
自分の好きなオカズに真っ先にツバをつける、など・・・
こういうところは、妻や義母は我慢出来ない悪癖と思っているが、長所に置き換えることも出来るかもしれない。
長女は、人の気持ちを読み取る能力にも長けていると思う。
そういう能力に長けているにも係わらず、無視するから怒られる訳だが。
逆にいえば、人の気持ちを察するからこそ、無視する癖が身についたのかもしれない。
だとすれば、紛れもない、大人の責任だ。
いずれにしても、目の前のチャンスを逃さない気性は、まさに狩猟民族的といえるかもしれない。
私が気合が入っていないことを察知しているのは長女だけだ。
少しくらいのミスは多めにみられていることを察知した彼女は、最初、羽目を外すのではなく、わざとらしくも言いつけも守る良い子を過度にアピールする、ベビーフェース作戦に出た。
そして、朝、起こされる前に起きてきた。
そして、学校の帰り、遊んで帰りが遅くなった。
さらに、塾に行って、3時間帰って来なかった。
見事に計算された行動?
いや、思いつくままの行動だろうな。
この子には気合を入れないで接することがいい結果を生むのかもしれない。
妻から電話がかかってきた。
「どう?」
「大丈夫だ」
次女に電話を代わってやった。
「おかあさん?」
嬉しそうだ。
次女の話題は日記に書いてませんね?。
いつもちゃんといますけど。
ま、そのうち、機会があったら書きますか。
今日の晩飯は、ハワイ風ハンバーグ、ロコモコってのを作った。
ひき肉安かったから。
長女が「なんで(自分が)食べたがっているものが判るの?」
「ん?それは・・・オレがおまえのことを愛しているからだよ」
・・・・嘘クサいか??・・・
ゲップは肉クサい。
長女は・・・喜んでいる。
こんなんでいいのか?
ま、いっか!
なんとなく、妻はいなくても平穏無事に過ぎていく日常生活。
大体の理由は判っている。
これ、実は昨日書こうと思ってたことなんだが、何故かマザ根理論に一人歩きしてしまった。
なんとなく静かに過ぎていくのは、私が気合を抜いているせいもあるが、殆どの要員は、長男の緊張感のおかげだ。
甘ったれる相手がいないので、じっと耐えているのでおとなしいのだ。
禁断症状、出なければいいが。
ここ1年、良くなったのは長男だと思っていたが、一概にそうとも言えないような気がしてきた。
このマザコンババコン、アネコン男をいずれは一人ピンコ立ちさせてやらなくてはなるまい。
そうしないと、たぶん、大人になってから困る。(私が)
ところで、長女が、ラブレターを貰ったとか、貰わないとか、騒いでいる。
「いやんなっちゃうよ?!何考えてるんだか、信じられない?!」
オレもそう思うよ!!とは言わなかったが・・・
どうやら実際にもらった訳ではないらしい。
塾に来ている隣の学校の女の子の同級生の男の子が、遠めに見ていて可愛いと思ったとか話をされて、ラブレターがどうこうという話が出たので、もう、貰ったことにしてしまったようだ。
塾の友達の話にのせられて、良いとこ取りしてるのが実情のようだ。
この頭の切り替えの速さには、恐れ入る。
確かに、吉田沙保里、可愛いと思うよ。
夢は寝るまえには持っていたほうがいいからね。
夢を持って寝てくれよって感じでしょうか。
それを聞いていた長男。
「そうなのか・・・・」
プププッ
「・・・いいんじゃないの?好きだっていってくれんなら」
おあああぁ?!!なんだそれ。
「自分ももらったことあるよ」
ダメだ、こいつら、近くにいると私の腹筋がもたない。
いて?よ。
おまえは貰ったんじゃなくて、書いたことがあるんだっての!
しかも本人に渡せなかったんだろうが!
長女が友達にたぶらかされて、貰ってないけど貰ったということにしてしまっているアホな自慢話に乗せられ、ショックを受けたついでに自分もつい話を作ってしまう奴。
・・・・一括しちゃうぞこの野郎。
「遊んでないでさっさと寝ろい!!」
「は?い・・・」
貰う神あれば疲労紙あり。
字、違ってたかな?
ま、い?んですけど。
本当に、い?んだろうか??
実際の若者、こいつらと大して変わらないのだろうか?
こんなノリの延長線上に、子供ポコポコ作る行為があるんでせうか??
性教育ね?。
自信、ないっす・・・
今日の朝、長男がウルサイ。
一人で喋りまくっている。
思いついたことが全て口から出る。
周囲が見えていない状況とでもいうか。
おねえちゃんこれあっちやってよこれおいしいんだよね?はやくしてよあ、これやろうこれどうおもう?きょうはなんにちだっけね?いいかげんにしてよ・・・・
「おまえがいいかげんにしろ、うるさいっての!思いついたこと全部喋るな、必要なことだけにしろ。人のことかまわないで、オレの手伝いをしてろっての!」
とたんにくねくね男に変身だ。
む?。
毎日恒例のラジオ体操をやる。
長女、何を思ったか、鏡を見ながらやっている。
長男が、「おねえちゃんふざけないでちゃんとやんなよ!」と叫ぶ。
私は、長男に、「おまえがうるさい、だまって自分のことをちゃんとやってろ」と言う。
へこんだか?
ま、いいや。
山根のせいか、ラブレターのせいか、判らないが、長女は自分を客観的に見ることを始めたのだ。
鏡ね・・・・私がその都度背筋伸ばせというより、断然効果があるんだな。
気がつかなかったよ。