ゆる育児キャンペーンは、元々は東京都内で児童虐待防止の啓発活動を行う複数の団体による協働事業でした。

ゆるやかに子育てを楽しみながら「私の子育て」と「みんなの子育て」をゆるやかにつなぎ、子どもの成長を社会全体で見守りたい

その先にある目的は、より豊かな共生社会を目指すことです。

 

 

昨今、我々の活動の中で様々な概念が融合し「ゆる育児」を超えた「ゆる育」という概念も誕生してきています。

文字通り、「ゆる育」という概念は「育児」に限定した考え方ではありません。

「育む」対象は、自分自身であったり、他者との繋がりであったりする訳です。実子でなくても良いのです。

ただ、これは広範囲に及ぶ概念であるために、一部の方には難解であると思われるように感じます。

「育児」という概念の中には(実親規範の強い一般的日本家庭からすれば)親以外の子育ては馴染みが薄いため、該当するとは思えないかもしれませんし、定型の家族規範に暮らす方々からすれば、里親やLGBTの子育ては非常に遠い世界と感じるかもしれません。

しかし、共生社会において人知れず排除に繋がる概念を通念として用いているとすれば、それは既に「世の中を良くしない」事に、貢献しているとも言えるのではないでしょうか。

そのような観点から、我々は「ゆる育児」を超えた「ゆる育」というキーワードを使い始めています。

親と子に限らない、例えば保育士と子ども、教師と生徒、シッターと赤ちゃん、子どもに関わる全ての人を含み、さらには成人後の人間関係も包括する「ゆる育」という概念を、今後も広めていこうと考えています。